それまで没頭出来ていた趣味について、飽きたわけでもないのに興味が薄くなったり、日常の色々な事への関心が低下したりする状態があまりにも長引いてしまっている場合、うつ病の可能性があるかもしれません。そういった心理状態のトラブルに限らず、身体的な困難として症状があらわれる事も多くあります。うつ病は症状や重症度によって分類されます。その他にも特徴によって、または初発・再発による違いなど種類は様々です。自分の感じる症状がどこに分類されるのかチェックする必要があるでしょう。例えば単一性であるか反復性であるかの見極めを行う事で、再発を防ぐための対処を十分に行う事が出来ます。うつ状態だけが続くといった症状に悩まされる単極性、躁うつどちらも引き起こす場合は双極性であるといった場合、その他にも特徴の違う症状一つひとつによって違った治療法、処方する薬の種類なども変わってきます。多くの症状は環境が原因となって引き起こしやすいといわれますが、発症要因になりやすい性格傾向もあるといわれています。うつ病のきっかけとなる要因は1つとは限りません。楽しいはずの時間を過ごしても、気分が優れずふさぎ込んでしまう、嬉しい事があっても喜びを感じ取るが出来なくなってしまうなど、メンタル面で不安を感じたら医療機関に足を運び、メンタルヘルス疾患のチェックを行う事をおすすめします。カウンセリングを受けたり、薬物療法を受けたりする事で諸症状の改善を期待出来ます。症状を自覚し、早い段階で治療を始めれば予後の再発を防ぐためにもなります。何をするにも億劫になり、精神の回復に今までよりずっと時間がかかるようになるなど、うつ病の可能性を感じたら医療機関に相談するのが1番です。その際、現時点で感じている症状のあらわれ方や特徴などを記録したチェックシートを持参すると、診察するドクターの参考になるのでおすすめです。インターネットのサイトなどで簡単に手にする事が出来ますが、あくまでチェックシートは参考程度に考えて下さい。いざ受診に向かうにあたって、自分の症状を簡潔に伝えるために役立てるものであり、診断結果ではないため注意が必要です。ドクターに苦しみや悩みを伝えたくても、上手く言葉にして説明出来る自信がない方や、うつ病の可能性を感じて不安になっている方などは積極的チェックシートを活用して下さい。その他にも受診時に焦ってしまわないように、ドクターに相談したい事をメモにまとめておくのもいいでしょう。どのような症状があらわれているか、悩み事・困っている事について、生活環境に対する不安など、話したい事に目星をつけておけば診察に役立ちます。受診する際は、常用している薬の有無の確認、診察券や保険証も必要です。おくすり手帳をお持ちの方は、そちらも持参しましょう。近年、うつ病患者の数は増加傾向にあり、誰にとっても身近な病となりつつあります。日々の生活に困難なほど憂うつな状態が丸一日続いたり、二週間以上長引いたりすれば、うつ病である可能性が高いといえるでしょう。1人で抱え込む事はせずに、医療機関でしっかりと診断を受け、治療を始めましょう。
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